一見、大きな卵焼き入りに見えるお弁当。じつは栗原さんおすすめのオムライス弁当です。卵は、かたくならないように牛乳を混ぜ、焼き上がりが薄くなりすぎないよう小さめのフライパンで焼くのがポイント。厚めの卵焼きでチキンライスを包みます。包み方にご注目!地味弁らしく、あえて卵にケチャップはかけません。ピーマンの肉詰めの味つけは、味が移っても大丈夫なようにチキンライスに合わせ、ケチャップベースのソースにしています。
【材料】1人分
<チキンライス>
- 鶏むね肉(5mmの角切り)
- 30g
- 塩
- ひとつまみ
- 黒こしょう
- 適量
- 玉ねぎ(みじん切り)
- 20g
- ピーマン(みじん切り)
- 1/2個分(7g)
- 温かいご飯
- 150g
- トマトケチャップ
- 大さじ1と1/2
- 砂糖
- 小さじ1/3
- バター
- 5g
<卵>
(A)
- 卵
- 1個
- 牛乳
- 小さじ1
- 塩
- ひとつまみ
- バター
- 5g
<ピーマンの肉詰め>
※作りやすい分量
- ピーマン
- 2個
- 薄力粉
- 小さじ1/2
(B)
- 豚ひき肉
- 100g
- 薄力粉
- 小さじ1/2
- 塩
- 小さじ1/4
- 黒こしょう
- 適量
- サラダ油
- 小さじ1
- 中濃ソース
- 大さじ1と1/2
- トマトケチャップ
- 大さじ1
- チキンライスを作る。鶏肉に塩、黒こしょうをまぶし、バターを溶かしたフライパンに入れ、中強火で炒める。
- 油がまわったら玉ねぎ、ピーマンを加えて炒め、玉ねぎが透き通ってきたらご飯を炒め合わせる。ケチャップ、砂糖を加え、全体が混ざるまでさらに炒める。
- 卵を焼く。Aを混ぜ合わせ、バターを溶かしたフライパンに流し入れる。全体に広げ、ふたをして弱火で火を通す。下の写真の要領で、焼いた面を下にしてまな板に取り出し、②をのせて包み、弁当箱を逆さにかぶせてまな板ごとひっくり返す。
- ピーマンの肉詰めを作る。ピーマンは縦半分に切って種とわたを取り、内側に薄力粉をまぶす。ボウルにBを入れて粘りが出るまで混ぜ合わせ、4等分にしてピーマンに詰める。
- フライパンにサラダ油を入れて中火で熱し、④を肉の面を上にして入れ、ふたをして焼く。焼き目がついたら返し、ふたをして肉に火を通るまで焼く。
- 火を止めてピーマンを端に寄せ、中濃ソース、ケチャップを入れる。中火で混ぜながらひと煮立ちさせる。③のあいているスペースにピーマンの肉詰めを詰め、ソースをかける。
- 薄焼き卵をまな板に広げ、中央にチキンライスをのせる(あらかじめ弁当箱をあて、ご飯をのせる範囲の目安をつけるとよい)。
- 卵の端を持って折りたたみ、チキンライスを包み込む。
- 卵が開かないように押さえながら、弁当箱を上からかぶせる。
- 弁当箱をしっかり押さえ、まな板ごとひっくり返す。
- まな板をはずし、弁当箱の形に沿って手で軽く押し、形を整える。
肉だねが外れないように、ピーマンの内側には薄力粉をまぶします。一度、内側に薄力粉を適量入れてから、余分な粉を落とし、全体に薄くつけましょう。肉だねを詰めるときは、しっかり押さえながら隅々まで広げましょう。
オムライスは、お弁当箱の形を生かして詰めれば簡単に盛りつけられます。一見卵焼きのようで、すくうとチキンライスが出てくるサプライズも楽しい!作る人も、食べる人もハッピーになる地味弁です。