さばそぼろは、栗原さんの祖母から母、そしてご本人へと親子三代で受け継がれているレシピだそうです。そぼろに入れる野菜の組み合わせとバランスが絶妙なので、ぜひお試しください。副菜はあっさりめのにんじんサラダと濃いめのピーマンじゃこで味にメリハリをつけ、茶、赤、緑の3色でも食べて楽しいお弁当に。にんじんは輪切りにするだけで、食感と盛りつけのアクセントにもなります。
【材料】1人分
<さばそぼろ>
※作りやすい分量
- さば(三枚おろし)
- 1尾分(正味200g)
- しょうが(みじん切り)
- 1片分(15g)
(A)
- にんじん(みじん切り)
- 70g
- たけのこの水煮(みじん切り)
- 60g
- 玉ねぎ(みじん切り)
- 50g
- 生しいたけ(みじん切り)
- 40g
(B)
- しょうゆ・酒・みりん
- 各大さじ2
- 砂糖
- 大さじ1と1/2
- みそ
- 小さじ1
- サラダ油
- 大さじ1/2
<にんじんサラダ>
※作りやすい分量
- にんじん(1mm厚さの輪切り)
- 150g
- 塩
- 小さじ1/2
(C)
- すし酢(市販品)
- 大さじ1/2
- 薄口しょうゆ
- 小さじ1
- 削り節
- 3g
<ピーマンじゃこ>
- ピーマン(5mm幅の半月切り)
- 1個(20g)
- ちりめんじゃこ
- 5g
(D)
- しょうゆ
- 小さじ1
- みりん・砂糖
- 各小さじ1/2
- ごま油
- 小さじ1
- さばそぼろを作る。さばは中骨の両側の身を頭から尾の方向にスプーンでかき出し、包丁で軽くたたく。Bは混ぜ合わせる。
- フライパンにサラダ油を入れて中強火で熱し、しょうがと①のさばをほぐしながら炒める。さばがほぐれたら、Aを炒め合わせ、全体に油がまわったらBを加え、汁気が少なくなるまで混ぜながら煮る。
- にんじんサラダを作る。にんじんと塩を混ぜ、20分ほど置く。出てきた水分をよく絞り、Cを加えてあえる。
- ピーマンじゃこを作る。フライパンにごま油とちりめんじゃこを入れて中火で熱し、じゃこがカリッとしたら、ピーマンを加えて炒める。油がまわったらDを加え、ピーマンに食感が残る程度に炒める。
にんじんに塩をもみ込み、20分ほど置くと水が出てきます。水気をしっかり絞ることで、あとで加える調味料がよくなじみ、時間が経っても水っぽくなりません。にんじんは千切りよりも輪切りにすると食感がよく、切るのも簡単。
そぼろはお弁当の定番ですが、鶏肉などのひき肉に限らず、魚を使うとバリエーションが広がります。さばは、栄養も豊富です。野菜をたっぷり加えることで、旨みや食感も加わり、飽きのこない味に。作り置きすれば、時間がない朝のお弁当作りに重宝します。