おかずからご飯まできのこ尽くし! たまにはこんなワンテーマでお弁当を作るのも、気分が変わっておすすめです。しいたけは韓国の調理法・ジョンでうまみたっぷりに。歯ざわりのいいきくらげは炒めもの、ご飯には香りのいいマッシュルームを。地味ながら、きらりと光るきのこのおいしさを堪能できます。
【材料】作りやすい分量
<しいたけのジョン>
- しいたけ
- 6個
- 卵
- 1個(ボウルにといておく)
- サラダ油
- 大さじ1
(肉だね)
- 豚ひき肉
- 80g
- 万能ねぎ
- 5本(みじん切りにする)
- にんにく
- 1片(すり下ろす)
- ごま油
- 大さじ1
- しょうゆ
- 大さじ1/2
- みりん
- 小さじ2
- 薄力粉
- 大さじ1/2
<マッシュルームご飯>
- マッシュルーム
- 4個(約60g)
- コリアンダーの葉
- 2、3本分(粗みじんに切る)
- オリーブ油
- 小さじ2
- 酒
- 大さじ1
- 塩
- ひとつまみ
- こしょう
- 少々
- 炊きたてのご飯
- 2膳分
<きくらげと青菜の炒めもの>
- きくらげ
- 5g(30分ほど水に浸けてやわらかく戻す)
- 青菜(小松菜、チンゲン菜など)
- 1/3束
- ごま油、オイスターソース
- 各大さじ1/2
- 黒こしょう
- 適量
- しいたけのジョンを作る。豚ひき肉をボウルに入れ、手でしっかりこねる。続いて肉だねの他の材料をひとつずつ入れながらよく混ぜる。前日にここまで下ごしらえしておくとよい。
- しいたけは軸を切り、汚れていたらキッチンペーパーで軽くふく。傘の内側に塩こしょう(分量外)をふり、茶漉しで薄力粉(分量外)をうっすらふる。
- 肉だねをしいたけに詰め、茶漉しで薄力粉を全体にふった後、卵にくぐらせる。
- ふたつきのフライパンを強火にかけ、サラダ油を全体になじませる。肉だねを詰めた側を下にして並べ、ふたをして弱火にする。焼き色がつくまで3~4分動かさずに焼く。
- ふたをあけ、しいたけ側を下にして2分焼く。フライパンからとり出し、粗熱をとる。
- マッシュルームご飯を作る。マッシュルームは石づきのところを薄く切り、汚れていたらキッチンペーパーで軽くふく。4~5mmくらいにスライスする。
- フライパンにオリーブ油を入れて強火にかけ、マッシュルームを入れる。酒を加えさっと炒め、塩、こしょうで味を調え、火を止める。炊きたてのご飯に混ぜ、さらにコリアンダーの葉を入れてさっくり混ぜ合わせる。
- きくらげと青菜の炒めものを作る。きくらげは水気をきって、大きければ食べやすく切る。青菜は根元を切り、いったん水で洗って土汚れを落とす。3~4cm幅に切り、茎と葉に分けておく。
- フライパンにごま油を強火で熱し、小松菜の茎、きくらげを加えて炒める。全体に油がまわったら青菜の葉を入れて、オイスターソースを入れて混ぜ、黒こしょうをふる。味をみて足りなければ塩(分量外)で調え、火を止める。
しいたけのジョンの肉だねは、ねばりが出るまで手でしっかりと混ぜ合わせます。よく混ぜることで、ひき肉と調味料が一体化し、おいしい肉だねになります。前日に肉だねを作り、冷蔵庫でねかせておくと、朝がラクに。
もし明日の弁当の献立に悩んだら、テーマを設けてみましょう。「きのこばかりを集めた弁当」や、「フライパンひとつで作る」など、素材や調理法を絞ることで思わぬ組み合わせが浮かんだりして、作るのが楽しくなります。