手早くできて、忙しい朝でも作りやすい、きんぴらが主役。コツを押さえて炒めることで、思わず「お!」と驚くおいしさに仕上がります。食感の違いを楽しめる2種のきんぴらに合わせるのは、さわやかな風味がアクセントになるしょうがご飯。派手さはなくとも滋味豊かで、お腹も心も満たされます。
【材料】作りやすい分量
<にんじんのきんぴら>
- にんじん
- 1/2本(約100g)
- クミンシード
- 小さじ1/2
- 日本酒
- 大さじ1
- しょうゆ
- 大さじ1弱
- 油(くせのないもの)
- 大さじ1
<こんにゃくのきんぴら>
- こんにゃく
- 180g
- 油
- 大さじ2
- 酒
- 50ml
- みりん
- 大さじ2
- しょうゆ
- 小さじ2~大さじ1
- 一味唐辛子
- 少々
<しょうがとお揚げのご飯>
- 米
- 2合
- 油揚げ
- 1枚
- しょうが
- 50g
- だし(市販のものでもよい)
- 320ml
- 酒
- 大さじ3
- 塩
- 小さじ1/2
- 薄口しょうゆ
- 大さじ1/2
- しょうがとお揚げのご飯を作る。しょうがを針のように細く切り、水にさらしてからキッチンペーパーに包んで水気をきる。
- 油揚げはたっぷりの湯でさっとゆで、油抜きをする。水気をしっかりしぼってから、横に三等分に切り、さらに細く刻む。
- 炊飯器に1と2、だし、酒、塩、薄口しょうゆを入れて炊き上げる。
- こんにゃくのきんぴらを作る。こんにゃくは手で一口大にちぎる。たっぷりの熱湯で2~3分ゆで、ざるに上げて水気をよくきる。
- 深さのあるフライパンまたは鍋を強火にかけて油を入れ、こんにゃくを炒める。水分が抜けてきたら酒とみりんを入れ、さらに炒める。酒の水分がなくなってきたらしょうゆを入れて火を止め、味をみて足りなければ調える。一味唐辛子をふる。
- にんじんのきんぴらを作る。にんじんはよく洗って水気をふき、長さ4~5cm、やや太目の千切りにする。
- フライパンにクミンと油を入れ、弱火でじっくり熱する。香りが出てきたら強火にし、にんじんを入れ、すぐに酒も加え炒める。水分がとんできたら、しょうゆを入れざっと炒め合わせ、火を止める。
きんぴら作りの最大のポイントは、炒めるときの火加減。強火でしっかり炒めることで、歯ごたえはしゃっきりと、素材の香りもぐっと引き立ちます。恐る恐る中火で炒めると水っぽくなるので、ここは思いきって!
日々のお弁当のおかずは2品で充分と考えると気がラクになります。ちょっと変化をつけたいときは、ご飯にひと工夫。旬の野菜を混ぜたり炊き込んだり、簡単でシンプルな味ご飯でも、特別感があってうれしいものです。