一品で野菜がたっぷりとれるラタトゥイユは、素材を重ねて煮込むだけなので意外と簡単。強い太陽の光で育つ夏野菜は味が濃厚なので、塩と油だけで凝縮したうまみが生まれ、冷めても美味。シャキシャキのきんぴら、そら豆ご飯との食べ合わせも絶妙で、旬のパワーをもらえるお弁当です。
【材料】作りやすい分量
<ラタトゥイユ>
(1L鍋1個分)
- 完熟トマト
- 2個(300g)
- なす
- 1本(100g)
- ズッキーニ
- 1本(200g)
- 赤パプリカ
- 2個(250g)
- おくら
- 5本(30g)
- 玉ねぎ
- 中1個
- 塩
- 大さじ1
- EVオリーブ油
- 適量
<そら豆ご飯>
- そら豆
- 50g(薄皮までむく)
- 米
- 2合
- 水
- 320ml
- 昆布
- 5センチ角2枚
- 酒
- 大さじ2
- しょうゆ
- 小さじ1
- 塩
- ふたつまみ
<じゃがいものきんぴら>
- じゃがいも
- 大1個
- 梅干し
- 1/2個
- みりん、酒
- 各大さじ1/2
- しょうゆ、塩
- 各少々
- ごま油
- 適量
- そら豆ご飯を作る。水に昆布を1~3時間浸けておく。この水に酒、しょうゆ、塩を加え、昆布も一緒に米を炊く。
- 蒸らしはじめにそら豆を入れ、蒸らし終わったら昆布をとり除き全体を混ぜる。炊飯器を使う場合は、あらかじめそら豆を好みの固さへゆでておき、そのゆで汁を使って炊飯して、蒸らし後にゆでたそら豆を加えるとよい。
- ラタトゥイユを作る。トマトのへたをとり、横に1cm幅に切る。玉ねぎ、なす、ズッキーニをくし切り、パプリカのへたを落として縦に切り、種をとってくし切り、おくらのへたをとり、縦半分に切る。
- 厚手の鍋にトマトと玉ねぎをしき詰め、塩小さじ2をふる。その上になす、ズッキーニ、おくら、パプリカの順にのせ、残りの塩(小さじ1)をふる。
- ふたをして中火にかけ、野菜の水分が完全に上がって沸騰したらふたをとって、中弱火にする。30~40分、時折焦げついていないか確認しながら、水分が半量になるまで煮込む。全体を混ぜ、味をみて足りなければ塩で調え、火を止める。オリーブ油をかけ、好みでオレガノやバジル(分量外)を散らしてもいい。
- じゃがいものきんぴらを作る。じゃがいもはなるべく細く千切りにし、冷水にさらす。
- フライパンにごま油を熱し、水気をきった⑥を入れ、強火で炒める。途中で、細かくちぎった梅干を入れる。みりん、酒も回しかける。ねばりが出る前に、しょうゆ、塩で味を調え、火を止める。
ラタトゥイユは野菜の水分だけで煮ていきます。弱火でじっくり煮込むことで、野菜から出た水分が凝縮し、だしとなって野菜に戻っていきます。水分が半量になり、とろんと全体がまとまったら煮上がりのサインです。
できることを前日のうちに進めておくと、朝慌てることなく作れます。特にラタトゥイユのような煮物は、ひと晩おくと味がなじんでよりおいしくなるので、前日に作るのがおすすめ。お弁当ではベストな状態で食べられます。