しみじみおいしい和のおかず ふくさ卵煮弁当

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川上文代さん

PROFILE

油揚げの中に卵と野菜を詰めて煮る「ふくさ卵煮」は、一品でいろいろな素材を楽しめて贅沢な気分に。煮るときは平たく寝かせるようにすると短時間で火が通ります。お弁当の定番、さけは、醤油、酒、みりんを合わせた調味液に漬けて焼く「幽庵焼き」に。味がしっかりしみ込んで、冷めてもおいしいおかずです。

材料

【材料】1人分

ご飯
200g

<さけの幽庵焼き>

生さけ
1切れ

(A)

酒・みりん・醤油
各小さじ2
青じそ
1枚

<ふくさ卵煮>

油揚げ
1枚
1個
鶏ひき肉
30g
小松菜
30g
生しいたけ
1枚

(B)

だし汁
150ml
醤油・みりん・砂糖
各小さじ2

作り方

1
さけの幽庵焼きを作る。さけをAに20分漬ける(途中でひっくり返す)。水分を取り、魚焼きグリルまたはトースターなどで約6分、こんがり焼く。
2
さけの幽庵焼きを漬けている間に、ふくさ卵煮を作る。油揚げの端8mmを切り、中央に切り込みを入れて1本のひも状にする。小松菜は3cm長さに切り、しいたけは薄切りにし、鍋にBとともに入れ、しんなりするまでさっと煮る(煮汁は取っておく)。卵は器に割り入れておく。
3
油揚げの口を開いて中に鶏ひき肉を詰め、上から押さえて平らにする。コップなどに立てて再び口を開き、卵、②の小松菜としいたけの順に入れ、ひも状にした油揚げで縛って口を閉じる。
4
煮汁が入った②の鍋に③を入れて火にかけ、ふたをして弱火で5分煮たら、ひっくり返し、さらに3分煮る。粗熱を取り、2cm幅に切る。
5
弁当箱にご飯を詰める。青じそを敷き、さけの幽庵焼きとふくさ卵煮を詰める。
ワンポイントアドバイス

油揚げにひき肉を詰め、均一に火が通るように平らにしたら、コップなどに油揚げを立てて口を開くと生卵が流れ出ずに詰めやすいです。卵黄が割れないように、小松菜としいたけはさっと煮てしんなりさせてから加えます。口を閉じるときは、ひも状に切った油揚げで縛れば丸ごと食べられます。楊枝で止めてもOK。詰める具材は、冷蔵庫に残ったもので自由にアレンジしてください。

初心者でも簡単!無理なく続けられる秘訣

酒、醤油、みりんに同割で合わせたものに漬け込んで焼く幽庵焼き。漬ける時間が20分なので最初に準備し、漬けている間にふくさ卵煮を鍋で並行調理すれば、効率よく時間を使えます。幽庵焼きは、さけ以外にも、さわらなどの白身魚や、鶏肉を使って作ってもおいしいです。