見た目や味わいだけでなく、香りまでおいしい地味弁です。ご飯にぴったりの甘辛い照り焼きに粉山椒をはらり。たったそれだけなのに、ふたを開ければ、さわやかな香りがふわりと立ち上り、いつもの照り焼きが一気に料亭風に。手間なく作れるのに「すごい!」と思わせる時短地味弁でもあるのです。
【材料】1人分
<鶏の山椒照り焼き>
- 鶏むね肉
- 150g
- 片栗粉
- 大さじ1
- ごま油
- 小さじ1
- 粉山椒
- 小さじ2/3
(A)
- 酒
- 小さじ2
- みりん
- 小さじ1
- ナンプラー
- 小さじ1(同量のしょうゆか、塩小さじ1/3で代用可能)
<にんじんのシリシリ>
- にんじん
- 1/2本
- かつお削りぶし
- 2.5g
- 酢
- 小さじ1/2
- しょうゆ
- 小さじ1
- 白いりごま
- 適量
- 鶏の山椒照り焼きを作る。鶏むね肉はお好みで皮を取り除き、包丁で切れ目を入れて、厚さを均一にする。
- フライパンを中火で熱し、ごま油を入れる。①を入れて、表面に焼き目をつける。
- ふたをして弱火で約6分焼き、合わせておいたAを加えて、中火にしてからめる。最後に粉山椒をふる。
- にんじんのシリシリを作る。にんじんは皮をむき、ピーラーで縦にそぐ。
- 耐熱皿に④と酒を入れてラップをし、電子レンジ(600W)で約40秒加熱する。熱いうちに酢、しょうゆ、かつお削りぶし、半ずりした白いりごまを加えてあえる。
同じ食材も切り方を変えるだけで、味わいが変わるもの。今回はピーラーでふんわりした食感にしました(千切りにすればシャキッとした歯ごたえに)。レシピのバリエーションを増やせます。添えるおかずで変えてみましょう。
今回の粉山椒をはじめ、七味や黒こしょう、ゆずこしょうなど使い切れずに眠っている薬味を使って、味のバリエーションを増やしてみましょう。せっかく購入した食品を無駄にせず、有効活用できるので、おすすめです。