煮たいかにご飯を詰める簡単版!いか飯弁当

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魚屋三代目さん

PROFILE

手軽にちょっと贅沢な気分を味わえるお弁当です。本来のいかめしは、いかに生米を詰めて煮るので、手間がかかりますが、甘辛く煮たいかに、炊いたご飯を詰めるこの方法なら短時間で完成! ご飯には刻んだいかの足、青じそ、ごまを混ぜ、食感と風味をプラスします。副菜は、しいたけとしらすを使い、ご飯が進むつくだ煮に。

材料

【材料】1人分
<いか飯>

するめいかの胴と足(内臓、わた、軟骨などを取り除いたもの)
1ぱい分
ご飯
茶碗1杯分
青じそ
3枚

(A)

しょうゆ
大さじ2
砂糖
大さじ1と1/2
みりん
小さじ2
小さじ2
いりごま(白)
小さじ1
いかの煮汁
大さじ1

<しいたけと
しらすのつくだ煮>

生しいたけ(中)
3個
しらす干し
20g

(B)

しょうゆ
大さじ1と1/2
みりん
大さじ1
大さじ1
砂糖
大さじ1
100ml

作り方

1
いか飯を作る。するめいかの足は吸盤をしごいて取り除く。鍋にAを入れて混ぜ、中火にかけてひと煮立ちしたら、するめいかの胴と足を加え、ふたをして上下を返しながら3分ほど煮る。
2
まな板にラップを敷き、するめいかの胴を取り出す。胴の真ん中に縦に1本、切り目を入れる。
3
青じそ、するめいかの足を細かく刻み、ボウルに入れる。ご飯を加え、いりごま、いかの煮汁も加えてよく混ぜる。
4
②のいかの胴の中に③を入れ、スプーンで押しながらぎゅうぎゅうに詰める。ラップでしっかり包んで形を整え、10分以上おく。ラップごと包丁で一口大に切り分け、ラップをはずしてお好みで煮汁をかける。
5
しいたけとしらすのつくだ煮を作る。しいたけは軸を切り落とし、半分に切る。鍋にBを入れて混ぜ、中火にかけてひと煮立ちしたら、しらすとしいたけを加えて10分煮る。最初はしらすに触れず、しいたけの上下をときどき返し、しらすに火が通ってきたら、弱火にして汁気がなくなるまで炒め煮にする。

魚屋三代目に教わるいかのさばき方

1
胴と内臓のつなぎ目に左手の親指を入れ、右手で足のつけ根を持ち、引きはがしながら取り出す。
2
胴の中をきれいに洗い、胴の中にある軟骨を除く。
★写真は、胴の先端の三角のえんぺらを取り、皮をむいているが、いか飯用の場合は、えんぺら、皮つきのままでOK。
3
取り出した内臓と目の間に包丁を入れて内臓を切り離す。
4
目を傷つけないように注意しながら、目の真上の部分に切り目を入れて開き、目を取り出しやすくする。
5
目から汁が飛び出ないように、水の中でそっと目を取り除く。
6
写真のように指でギュッと押さえ、くちばしを押し出して取り除く(左手で持っている黒いものがくちばし)。
★残った足の部分を、いか飯の具材に利用します。
ワンポイントアドバイス

しらす干しはやわらかくて触ると形が崩れやすい。最初は触らず、しいたけのみを返しながら煮ます。仕上げにしっかり汁気を飛ばすと日もちします。冷蔵庫で4〜5日保存可能なので、多めに作りおきしておくと便利。

無理なく続けられる私の秘策

いかに米を詰めて煮る通常のいか飯は1時間以上かかりますが、いかを煮てからご飯を詰めるこの方法なら、10〜15分で作れて簡単です。いかを魚屋さんでさばいてもらうときは「わたと目を取って」と依頼。旨みがあるので皮つきのままでOK。自分でさばく際は、下記を参照してください。